再び Docker ネタです。mariaDB を 10.9 から 10.10 に上げたら、いきなり動かなくなった。
原因は2つ。
- 環境変数が変わっていた
- 初期ユーザを作成するタイミングが変わった?
■環境変数の変更
mariadb – Official Image | Docker Hub を改めて読むと、MARIADB_HOST という環境変数はなくなっていました。とは言え、docker-compose.yml で付けたホスト名がやはりアクセスする際には有効です。
■初期ユーザを作成するタイミング
初期ユーザ(root)は MARIADB_ROOT_HOST, MARIADB_ROOT_PASSWORD に従って作成されます。このうち、MARIADB_ROOT_HOST は user@host のホスト部分を指定するのにつかわれます。(通常は % となるのだろうか)
何も指定しないと localhost になるようなので、 アクセスができなくなります(泣)。
また、この環境変数を参照するタイミングは docker-compose build をまっさらな状態から行った場合となります。ユーザ名を変えたい場合は
docker-compose down --rmi all --volumes --remove-orphans
でキャッシュをクリアしておく必要があります。(もっと効率的な方法はないのだろうか??)
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