Wsl は Windows 上で動作する Linux 環境です。私は Ubuntu 22.04.01 を入れています。
数か月間使ってみて、良い点、悪い点が見えてきました。
良い点:
- Windows からシームレスに OS を切り替えることなく利用できる。
- そこそこ動作速度は速い。
- WSL-Cuda を入れれば CUDA も使えるので、機械学習には問題ない。
- Ext4 ネイティブサポートなので、ほかの Disk を Linux にしてもマウント可能。
一方、悪い点としては、
- コマンドラインモードしか使用できない。(グラフィックが使えない。)
- Ext4 ディスクのマウント方法が若干複雑。
- Ext4 ディスクのマウント先のディレクトリ名が複雑。
Wsl 上で ext4 ディスクをマウントする方法はネット上で色々紹介されていますが、一応ここでも触れておくと、PowerShell64 を上げた後、
>GET-CimInstance -query "SELECT * FROM WIn32_DiskDrive"
で物理ディスク一覧を表示させた後、
>wsl --mount \\.\PHYSICALDRIVE2 --partition 3
のように、物理ディスク名とパーティション名を指定します。(データディスク等を設定した場合はパーティション不要)この後、wsl コマンドで wsl に入り、df を叩いてみると、
/dev/sdc3 1921194216 36710352 1786818840 3% /mnt/wsl/PHYSICALDRIVE2p3
のようにマウントされます。
私のマザーボードでは標準が VMD モードになっていたため、Disk2 にネイティブ Ubuntu をインストールするのに苦労しました。一度 VMD モードを外す必要があるようです。そうすると元の Windows は再インストールが必要なので、苦しい判断を迫られます。
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